ぽんじろうとその娘

自閉症の長女を連れて再婚して、次女が産まれました。そんな日常の4コマ漫画です。

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介護の話

64 老人ホームの夜勤中、100歳の認知症の女性入居者が助言をしてくれた。

老人ホームの夜勤中、深夜2時頃、25話の100歳の認知症の女性入居者がまた眠れないでいた。 僕「気になっているコを食事に誘ったら、オッケーだったんです。」 「それはよかったですね。正直にウソをつかないようにすれば大丈夫です。」 僕「確かに!」 ①正直…

52 以前勤めていた老人ホームで、漫画家になりたかった認知症の男性入居者がいた。

5年くらい前に勤めていた老人ホームで、漫画家になるのを諦めて就職したという、認知症の男性入居者がいた。 「ペンネームはあるんですか?」 「あるよォ、ソラトブトリオだよォ」 「え?何ですって」 「空飛ぶ鳥男だよォ」 「へえ〜、かもめのジョナサンみ…

35 僕は老人ホームの夜勤中、認知症の入居者に漫画を描いていることを言った。

老人ホームの夜勤中、僕はかつて三味線の先生だったという、認知症の女性のトイレを手伝う。 好きなこと、得意なことを仕事にしていた先輩に、僕は漫画を描いていることを言った。 「好きこそものの上手なれ、ですからね。わたしのことも、役に立つなら使っ…

26 (25の続き)僕は「二人とも即答していたな」と思いながら少し休んだ。

「子育てがうまくいったかどうか」とは、考えるとヘンな質問だと思った。 そもそも、子育てがうまくいったのかは、親でなくその子のほうに聞かないとわからない。質問のしかたも「あなたは人生をまっとうしているのか」とかであろう。 ともかく、そのあとは…

25 僕は老人ホームの夜勤中、認知症の入居者に子育てについて聞いた。

老人ホームの夜勤中、深夜2時ころ、認知症の女性ふたり(立ったらすぐ転びがち)が、立て続けに目を覚ます。 こういう時は、無理に寝せようとしても寝てくれるはずもなく、僕はそれぞれに、「子育てがうまくいったかどうか」を聞いてみた。 100歳のおばあちゃ…